肝臓病からの貧血

肝臓病からの貧血

肝臓病になってしまった際の症状のひとつに、貧血があります。一般的に貧血というと鉄分の不足だというイメージがありますが、肝臓疾患からの貧血は肝臓内に鉄分が過剰に蓄積されてしまったことで生じます。貧血の一般的な原因としては、赤血球内でヘモグロビンを作り出す鉄分が不足したり、臓器内などでおこる出血などがあると言われています。

 

しかし肝臓病による貧血の場合は肝臓内に余計な鉄分がたまってしまうことで生じてしまうのです。これがヘモクロマトーシスという病名で呼ばれているもので、主に遺伝性の病気とされていますが、ウイルス性肝炎のような感染性の病気でも類似の症状が起こる可能性があるそうです。これらは合併症に肝硬変を伴い重大な局面を招く場合もあるため、非常に注意が必要な症状です。

 

肝臓はよく「沈黙の臓器」と呼ばれるのですが、これは問題があっても黙々とたくさんの働きをひたすらこなすためにそう呼ばれています。肝臓の働きの多くは生命維持に関わる機能ですので、もし肝臓がいったん機能を損なってしまったら生死に関わる事態を引き起こします。

 

仮に慢性肝炎などにかかってしまうと、ビタミンB群や葉酸を体内で使うことができなくなって、巨赤芽球性貧血という症状になってしまうこともあります。また、肝機能が弱まってしまうと、血液を凝固させるための成分も不足するようになり、血管内で血液が止まってしまったり、出血性などから貧血が起こりがちになる場合もあります。

 

上にあげたように肝臓病による貧血にはいろいろなタイプの貧血があり、それだけ治療や対策の面で非常に厄介だと言われています。中には命に関わる重大なケースになることもありますから、貧血といえども軽く考えてしまってはいけないのです。

 

肝臓の調子が少しでも悪そうだと健康診断などで指摘された場合、まずは病院で診てもらったり、生活を改善して予防を行っていくことが大切です。また、合わせて貧血の症状などが見られる場合はなおさらです。大きな病気になる前に、早め早めに対策を行っていけば、手遅れにならずに完治までさせることができる場合も非常に多いのです。
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