コレステロール値が高い原因

コレステロール値が高い原因

☆コレステロール値が高くなる原因
@ 食べ過ぎ
コレステロールの70%〜80%は体内で合成されて作られています。20%〜30%が食べ物からです。人間の体には食べ物から摂取するコレステロールの量が多かった場合、体内で合成されるコレステロールの量を調整して増加を抑える機能があります。

 

コレステロールを多く含む食べ物の摂り過ぎが原因と思われがちですが、それだけでは、そんなに悪玉コレステロール値(LDL)は上がりません。でも、『食べ過ぎ』るとエネルギーの摂り過ぎになって、結果エネルギー源として使いきれず、余った分が体内でコレステロールに合成され、悪玉コレステロール値(LDL)が上がるのです。

 

A肥満
『肥満』の人は中性脂肪がたくさん溜まっています。そして、インスリンの働きが悪くなると、さらに中性脂肪が増えるという悪循環を招き、結果として悪玉コレステロール値(LDL)が上がります。皮下脂肪型肥満に比べて、内臓脂肪型肥満(メタボリックシンドローム)のほうが悪玉コレステロール値(LDL)も上がりやすいので注意が必要です。

 

Bアルコールの飲み過ぎ
適量の飲酒は、血液の循環を抑止、ストレスの解消にもなり、善玉コレステロール(HDL)を増やす働きもありますが、『アルコール』のとり過ぎは、中性脂肪が増えて善玉コレステロール(HDL)が減少し、逆に悪玉コレステロール値(LDL)が上がる原因となります。

 

Cストレス
『ストレス』は病気に大きく関わりがあることは知られていますが、コレステロールにも関わりがあります。『強いストレス』がかかると交感神経が刺激され、副腎皮質ホルモンの分泌が活発になります。この副腎皮質ホルモンは血液中の遊離脂肪酸の量を増やす作用があるため、結果的に血液中の悪玉コレステロール値(LDL)が増えるのです。

 

副腎皮質ホルモンは、血管を収縮させて血圧を上げる作用があります。また血液を固まりやすくし、血栓が出来やすくなります。と言う理由で『ストレス』は悪玉コレステロール値(LDL)を上げるだけではなく、動脈硬化の危険も伴います。

 

Dタバコ
『タバコ』には、健康に関する様々な害があることはよく知られています。コレステロールにとっても悪影響があります。『タバコ』に含まれるニコチンが、中性脂肪の合成を促し、悪玉コレステロール値(LDL)を上げて、逆に善玉コレステロール(HDL)を減らします。

 

『タバコ』の吸う本数に比例すると言うデーターもあります。『タバコ』は吸うだけで血圧が上昇します。すでに動脈硬化が進んでいる人は、『タバコ』を吸うことが「心筋梗塞・狭心症・脳梗塞」の発作の直接誘因となるリスクが非常に高くなります。

 

E遺伝
家族性高コレステロール血症は、、悪玉コレステロール値(LDL)が高くなりやすい遺伝子を両親もしくは父親・母親のどちらかから受け継いで発症してしまう病気です。体質的に悪玉コレステロール(LDL)の処理が上手くいかないで起こります。家族性高コレステロール血症には2つのタイプがあります。

 

 ヘテロ型……遺伝子を片方の親から受け継いだ場合 500人に1人位の割合

 

 ホモ型……遺伝子を両方の親から受け継いだ場合 1000人に1人位の割合

 

どちらのタイプも普通の人と同じ物を食べても、子供の時から、すでに悪玉コレステロール値(LDL)が高くなっています。

 

F他の病気や薬の服用
悪玉コレステロール値(LDL)が上がる原因として、糖尿病・甲状腺機能の低下・腎臓の病気・薬剤などが考えられます。

 

糖尿病の20%〜50%は脂質異常症がみられると言われています。程度には差がありますが、概ね中性脂肪値が高くなり、悪玉コレステロール値(LDL)が高くなってきます。甲状腺機能の低下により、甲状腺ホルモンの分泌が悪くなって悪玉コレステロール値(LDL)が上がる場合もあります。

 

腎臓病になると脂質異常症を起こすことがあります。腎臓病の中で一番主なものがネフローゼ症候群です。ネフローゼ症候群は尿にタンパクが増える病気なので、血液中の悪玉コレステロール値(LDL)が増えてしまいます。

 

降圧薬・ホルモン剤・免疫抑制剤などの薬の服用で、血液中の脂質値が上がることがありますので、医師と良く相談して服用することが大切になります。